体内に炎症を起こし、腸壁に穴が開くことも…専門医が指摘! 「腸活」を台なしにする恐るべき食材とは

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本来は、腸の細胞と細胞のあいだはしっかりと閉じられており、この状態を「タイトジャンクション」といいます。

ただ、そもそも人間は食べものから必要な栄養素を吸収しなければならないので、腸壁の細胞と細胞のあいだは開くようにできています。しっかりと栄養を吸収できるように、細胞と細胞のあいだをオープンにする働きが備わっているのです。

腸の「細胞と細胞のあいだ」が開きっぱなしに

そして、この腸壁の細胞と細胞のつなぎ目の部分をオープンにするのが、「ゾヌリン」と呼ばれる物質。ゾヌリンは、小麦を食べたときに、グルテンを構成するグリアジンによって分泌されます。

『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ゾヌリンが分泌されると、細胞と細胞のあいだが開いて、食べもの(栄養素)の吸収がよくなるため、本来はとても重要な働きを持つ物質です。しかし、ここで小麦が問題を引き起こします。

小麦を毎日食べていると、ゾヌリンが大量に分泌され、腸の細胞と細胞のあいだが開きっぱなしになってしまうのです。

小麦に含まれるグリアジンは、体のいたるところでエラーや炎症を引き起こす「やっかいもの」なのですが、このグリアジンが腸壁の細胞に結合して刺激し、ゾヌリンを分泌し続けるのです。

すると、どうなるでしょうか? まるで鍵をかけずにドアが開けっぱなしの家みたいに、悪い泥棒がそこから次々と入ってきてしまうような状態になります。

つまり、本来ならタイトジャンクションで守られているのに、細胞のあいだが開きっぱなしのため、毒素や未消化の食べものまで入ってきてしまうのです。

そうして炎症が起きると、ますます腸内環境が乱れて、しかも乱れの原因となる毒素を、どんどん体内に取り込んでしまう悪循環になっていきます。これが恐ろしい、「腸もれ症候群」です。そして、それはまさに、毎日食べている小麦によって引き起こされているのです。

(出所:『小麦抜きのすすめ 3週間の脱小麦であなたの体に奇跡が起きる!』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

本間 良子 スクエアクリニック院長、日本抗加齢医学会専門医、米国抗加齢医学会フェロー

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ほんま りょうこ / Ryoko Honma

スクエアクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医、米国抗加齢医学会フェロー、日本医師会認定産業医、日本内科学会会員。聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、同大学病院総合診療内科入局。副腎疲労の夫をサポートした経験を活かし、米国で学んだ最先端医療に基づく栄養指導もおこなう。アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)の提唱者であるウィルソン博士に師事し、日本初の「副腎疲労外来」を開設。また「グルテンフリー外来」を立ち上げ、心身のケアを行う。

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