体内に炎症を起こし、腸壁に穴が開くことも…専門医が指摘! 「腸活」を台なしにする恐るべき食材とは
本来は、腸の細胞と細胞のあいだはしっかりと閉じられており、この状態を「タイトジャンクション」といいます。
ただ、そもそも人間は食べものから必要な栄養素を吸収しなければならないので、腸壁の細胞と細胞のあいだは開くようにできています。しっかりと栄養を吸収できるように、細胞と細胞のあいだをオープンにする働きが備わっているのです。
腸の「細胞と細胞のあいだ」が開きっぱなしに
そして、この腸壁の細胞と細胞のつなぎ目の部分をオープンにするのが、「ゾヌリン」と呼ばれる物質。ゾヌリンは、小麦を食べたときに、グルテンを構成するグリアジンによって分泌されます。
ゾヌリンが分泌されると、細胞と細胞のあいだが開いて、食べもの(栄養素)の吸収がよくなるため、本来はとても重要な働きを持つ物質です。しかし、ここで小麦が問題を引き起こします。
小麦を毎日食べていると、ゾヌリンが大量に分泌され、腸の細胞と細胞のあいだが開きっぱなしになってしまうのです。
小麦に含まれるグリアジンは、体のいたるところでエラーや炎症を引き起こす「やっかいもの」なのですが、このグリアジンが腸壁の細胞に結合して刺激し、ゾヌリンを分泌し続けるのです。
すると、どうなるでしょうか? まるで鍵をかけずにドアが開けっぱなしの家みたいに、悪い泥棒がそこから次々と入ってきてしまうような状態になります。
つまり、本来ならタイトジャンクションで守られているのに、細胞のあいだが開きっぱなしのため、毒素や未消化の食べものまで入ってきてしまうのです。
そうして炎症が起きると、ますます腸内環境が乱れて、しかも乱れの原因となる毒素を、どんどん体内に取り込んでしまう悪循環になっていきます。これが恐ろしい、「腸もれ症候群」です。そして、それはまさに、毎日食べている小麦によって引き起こされているのです。
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