ロシアのウクライナ侵攻を受け、ヨーロッパで見直し論議が相次ぐ「徴兵制」…日本でも復活はあるか?
法律的には、憲法を改正しない限り不可能です。憲法改正には、国会議員の3分の2以上の賛成と、国民投票での過半数の賛成が必要です。現在のところ、そのような動きはありません。
徴兵の心配よりも、まずは現在の自衛隊を知ること
しかし、将来的に日本の安全保障環境が劇的に悪化し、自衛隊の志願者が極端に不足するような事態になれば、議論が始まる可能性はゼロではありません。
ただし、現実的には、徴兵制よりも先に検討されるのは、自衛官の待遇改善(給与の大幅引き上げ、福利厚生の充実)、予備自衛官制度の拡充(普段は民間人として働き、有事に招集される制度)、民間の専門技術者との連携強化(サイバー防衛など)、同盟国との協力体制の強化――といった施策でしょう。
若い人に知っておいてほしいことがあります。
徴兵制の心配をするよりも、まず現在の自衛隊がどのような組織で、どんな役割を果たしているのかを知ることが大切です。
また、戦争を防ぐための外交努力や、国際協力の重要性についても理解する必要があります。
ヨーロッパの例が示すように、世界情勢は変化します。しかし、その変化は突然起こるものではなく、多くの議論と民主的なプロセスを経て決定されます。
私たち1人ひとりが、安全保障について関心を持ち、選挙で意思を示すことが、最も重要なことなのです。
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