突然の「ウイルス感染」警告でPC画面が占拠! パニックに陥った筆者を救ったChatGPTの"神対応"

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思い返すと、一番重要だったのは「この警告はニセ物である可能性が強い」とChatGPTが指摘してくれたことだ。

この種の事態で最も重要なのは「落ち着くこと」なのだが、ChatGPTの指摘でそれが実現できた。そして、やり取りの過程で「多分、深刻な事態ではない」という趣旨のことを何度も言ってくれた。こちらが些細なことにも神経をとがらせているのをよく理解してくれていた。

さらに、ウェブで見つけられる解説や説明書よりも、ずっと正確な情報が得られた。とくに重要なのは、私の事情に則した細かい具体的な対処法を教えてくれたことだ。

これについては生成AIに対する過度の信頼だという見方があるかもしれない。確かにそうかもしれない。ただし、ウェブで見つかる説明では実際の表示が違っているような場合に対処できない。個別の事情に関しては、ChatGPTの言っていることが正しいケースが多い。

思い返してみて2度の身震い

思い出してみると、数年前に私の友人がもっとひどい被害にあったことがある。大音響とともに警告画面が現れ、仰天して、そこで指示されている操作を行ってしまった。これはPCに一定の修正を加える操作だった。修復するために専門家に来てもらう必要が生じ、かなりの金額を支払ったそうだ。

私の場合、脅し警告は出たが、それに従って何らかの操作を行ったわけではないので安心と思ったのだが、よくよく考えると不安が出てきた。以上の処理ができて一安心したところで思い返すと、いくつか不安が浮かんできたのだ。

先に述べたように、セキュリティーソフトの期限を延長する手続きを行ったのだが、あれもニセの通知だったのではあるまいか。そう考えて不安になったのだが、これもChatGPTに手引きしてもらいながらチェックして、正式な契約であることが確認できた。

ChatGPTの助けがなかったとしたら、一体どうなっていたことだろう。考えるだけで身震いがする。

野口 悠紀雄 一橋大学名誉教授

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のぐち ゆきお / Yukio Noguchi

1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社 )、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ』逆転勝ちの経済学(文春新書)など著書多数。

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