春節の中国、AIアプリ普及へ"お年玉キャンペーン"競う。アリババ「千問」など利用急増、買い物や旅行予約、年賀状画像作成もアプリで

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テンセントも2月17日、「元宝」の紅包キャンペーンの実施状況を発表、開始日の2月1日から17日午前0時の終了までに、このAIアプリを使ったコンテンツ生成回数が10億回に達したと明らかにした。

「元宝」の説明によれば、3400万人以上が「分享紅包(参加者で分け合えるデジタルクーポン)を受け取ったとし、分享紅包が配られた回数は2億1000万回に上ったという。

 
テンセントの「元宝」を使ったコンテンツ生成回数は春節までの17日間で10億回に達した(写真はテンセントのアプリストア内の元宝のダウンロードページから)

「TikTok」を運営するバイトダンスも紅包キャンペーンが大きな成果を上げている。2月17日午後発表した除夕(旧暦の大みそか、今年は同16日)当日の「豆包」の累計利用回数は19億回に達した。「豆包で年越し」と銘打った新春イベントでは、大みそかの一日だけで新春用のアイコン生成が5000万件超、祝福メッセージの生成が1億件超に上ったという。

AIアプリ浸透、スマホ決済普及期の再現か?

また、検索サービス最大手であるバイドゥは2月10日、AIアプリ「文心助手」の紅包キャンペーンの速報値を発表。キャンペーン開始以降、同アプリの月間アクティブユーザー(MAU)は前年同期比で5倍に増加、画像生成機能のMAUは50倍、動画生成機能は40倍とそれぞれ爆発的に増加した。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

アプリのダウンロード件数を見ると、紅包争奪戦の効果は際立っている。2月6日には「千問」アプリのダウンロード数が急増、アップルの中国向けAPPストアの無料アプリランキングの首位に浮上。2位と3位には、それぞれテンセントのAIアプリ「元宝」とバイトダンスのAIアプリ「豆包」が入った。

こうした状況は2013~14年にかけてスマートフォン決済(QRコード決済)のアリババ「支付宝(アリペイ)」とテンセント「微信支付(ウィーチャットペイ)」が紅包キャンペーンを競い合いながら爆発的に普及した状況を彷彿させる。

(財新記者:包雲紅)
中国語原文の配信は2月18日

※本記事は原文を要約し、日本の読者向けに適宜補足したものです。
財新編集部

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Caixin

2009年設立の財新は中国の経済メディアとして週刊誌やオンライン媒体を展開している。“独立、客観、公正”という原則を掲げた調査報道を行い、報道統制が厳しい中国で、世界を震撼させるスクープを連発。2019年末に東洋経済新報社と提携した。

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