「200テナント中、3店舗しか営業」せず"明るい廃墟"と呼ばれていたが…いつの間にか復活「滋賀の廃墟モール」現地でわかった逆転劇の実態

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中に入ると、人がけっこういる。テナントはニトリやH&M、Avail(しまむら系列のファッションショップ)、GU、西松屋など、ファストファッションや比較的安価なショップが揃う。

アパレルの他も豊富だ。バーガーキングやマクドナルドなどのファストフード、さらにはフードコートやゲームセンターに温泉施設など、普段使いできる施が一通り揃っている。

確かに、このテナントのラインナップだったら、毎日訪れても飽きない、というか近所に住んでいたらかなり便利だろう。

一通り店内を見て、フードコートで一休み。東海・関西地方を軸に展開するラーメンチェーン「スガキヤ」が入っていたので、ご当地感も味わおうと注文した。スガキヤの少し濃いめのラーメンを食べながら周りを見渡すと、家族連れがかなり多い。それに、中高生の姿もチラホラ目にする。

確かに、ファミリーにとっては子どもが遊べる場所もたくさんあるし、ちょっとした買い物に便利なテナントも多い。中高生にとっては、マクドナルドやバーガーキングに、無料で座れるフードコートがあれば、そこは天国だろう。

フードコート内では、テレビの収録だろうか、芸人の人がそこにいる家族にインタビューをしながら施設を紹介していた。到底、ここが「廃墟だった」とは思えない光景だ。

「復活」したピエリ守山

ピエリ守山が誕生したのは2008年。2000年代といえば、大型商業施設の建設を規制する大店法が廃止されて各地に大型のショッピングモールが建設された時期である。

当時、ピエリ守山がある滋賀県南部も人口増加が見込まれていて、モールの建設地として白羽の矢が立った。

ピエリ守山の裏手から望む琵琶湖
ピエリ守山の裏手からは琵琶湖を望める。都会の近郊と自然豊かな立地でこの辺りは人気である(筆者撮影)
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