京セラのタフネススマホ「TORQUE」が泥水対応に踏み切った理由 ──衛星通信と着せ替えで示すG07の方向転換
泥水対応で「使える場所」を広げる
37項目の中でも目を引くのが、新たに加わった耐泥水試験だ。泥水に端末を浸水させた後、水ですすぎ洗いをして動作に問題がないことを確認する。
落下耐性や防水性能がいくら高くても、ぬかるんだ登山道で泥まみれになった端末を安心して使い続けられるかは別の問題だ。泥水対応は「より高い数値」ではなく「これまで気兼ねしていた場面で使えるようになる」という利用シーンの拡張にあたる。
開発にあたっては「泥とは何か」という定義から始まったという。砂や土、目の細かい粉など、さまざまな素材を集めて評価を繰り返し、試験内容を策定した。背面カバーの四隅にはスリット構造を設け、本体内部に入り込んだ泥を水で洗い流せるようにしている。
発表に先立つ内覧会では、黄色いインクを泥に見立てたデモンストレーションが行われた。透明な背面カバーを装着した端末にインクを注入し、水道水で洗い流す様子が公開された。電池パック周辺の防水領域には泥が侵入せず、それ以外の部分に入り込んだインクがスリットから排出される過程を確認できた。
耐海水性能も水深2mから5mに引き上げた。海中での撮影にも対応でき、サンゴ礁や魚などの水中写真を撮れる。落下試験は高さ2.2mをクリアし、新バンパー構造の採用で衝撃力を従来比で約10%低減した。




















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