【大腸・膵臓・食道】専門医が教えるがん検診の正解――内視鏡を受けるべき人は?膵臓をみる新しい検査の可能性、食道がんの検診ポイント
大腸がんは日本人の死亡原因として増加傾向にあり、特に女性では昨今、乳がんや子宮がんよりも死亡者数が多くなっている。
大腸がん検診では、1次検査として便に血液が混じっているかを調べる便潜血検査(検便)があり、陽性の場合は、2次検査として大腸内視鏡検査を受けることとなっている。
大腸がんは早期で見つかれば5年生存率は90%(ステージ1)と、比較的、予後のよいがんの1つだ。しかも、近年ではがんになりやすいポリープの形態もわかっている。
「内視鏡は検査とポリープ治療が一体となっていることが最大の特徴で、検査中にポリープや早期がんらしき組織を発見した場合、その場で切除し、組織を病理検査に回すことも可能です」と中島医師。
この大腸内視鏡検査を2次検査ではなく、最初に受けるオプション検査としたほうがいい人がいると、中島医師。勧めるのは次のような人だ。
・以下のリスク因子がある人
50歳以上
現在または過去の喫煙
BMI=25以上
家族に大腸がんの人がいる
飲酒
「過去にポリープを切除した経験のある人は、再びポリープが出現しやすいので、直近の検査から3年以上が経過した方は、大腸内視鏡検査を受けたほうがいいでしょう」と中島医師。
また、喫煙や飲酒、家族に大腸がん患者がいる、50歳以上などは、大腸がん発症のリスク因子とされている。そのような因子を複数持つ人は、そうでない人よりも大腸がんのリスクが高いとされる。「該当する人は、中年期以降に一度は大腸内視鏡検査をお勧めします」とも話す。
受けやすくなった大腸内視鏡
ただし、一般的に大腸内視鏡検査は受診のハードルが高い。医療機器メーカーが実施した調査によると、検査を受けない理由の1位は「自覚症状がないから」だったが、ほかにも「恥ずかしい」「前処置が苦手」「痛い」といった理由があるのではないだろうか。
実際、大腸内視鏡検査を行うには、検査前に下剤(腸管洗浄液)と水を併せて約2リットル服用し、腸内の便をすべて排出する必要がある。これは検査の前処置として避けられない。
だが、検査中の痛みに関しては、鎮静剤や鎮痛剤の使用で抑えることが可能だ。また検査の際は専用の術着(ズボン)を履くため、そこまで恥ずかしいということはない。




















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