【大腸・膵臓・食道】専門医が教えるがん検診の正解――内視鏡を受けるべき人は?膵臓をみる新しい検査の可能性、食道がんの検診ポイント

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地域住民への検診は、がん死亡率を減らすことを目的に、国が定めた指針(対象となるがん・検査方法・対象者・検診間隔)のもとに行われ、対策型検診と呼ばれる。

そのメニュー(ここでは「基本セット」と呼ぶ)は下記の通りで、いずれも、“検診を受けることで、受けなかった場合と比べてがんで死亡するリスクを減らせること”が証明された検査だ。職域検診や人間ドックにも含まれているが、対象者や検診間隔などが異なる場合がある。

また、職域検診や人間ドックなどでは、基本セット以外にも検査が用意されていることがある。それがオプション検査だ。「選択の前提として、ご自身が受診するがん検診においてどのようなオプション検査が選べるかを知っておくことが大事」と、中島医師。

オプション検査の意義と限界

がん検診の受診は基本セットだけでいいのか。それともオプション検査を追加したほうがいいのか。追加する場合、何を選べばいいのか――。それが今回の記事のテーマだ。

「選び方のカギは、その人自身の『がんリスク』に目を向けること。例えば、性別、飲酒の有無、喫煙の有無、血縁のがん患者の有無、大腸ポリープなどを患ったことがあるかなどのリスク因子によって、がんの『なりやすさ』が変わってきます」と中島医師。

注意したいのは、一口にがんと言っても「性質」に多様性があるという点だ。なかには進行が極めて遅く、寿命に影響しないものもある。検診でそのようながんが見つかると、死亡リスクの低減につながらないばかりか、その後の精密検査や治療が心身の負担となるおそれがある。

オプション検査の意義と限界を知ったうえで、中島医師が専門とする消化器がんについて、どんなオプションがあるか、どんな人に向いているのか見ていこう。

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