専門医が教えるがん検診「ムダな検査」「必要な検査」――【肺がん】CTが必要な人・不要な人の違い【子宮頸がん】内診が嫌な人の注目の検査とは?
対策型と任意型の最大の違いであり、問題とされるのは、“検診として有効性が証明されているかどうか”だ。これはどういうことだろうか。
がん検診が有効かどうかを調べるには、検診を受けた人たちと受けていない人たちのデータをフォローし、“検診を受けた人が、受けていない人たちと比べて、がんで死亡する人が少ない”ことを確認する必要がある。
同時に、“検診を受けた人が被る不利益(後述)が大きすぎないか”という要素も考慮される。
こうした要素をクリアした、以下の5つのがんに対する検診(ここでは「基本セット」と呼ぶ)が、厚生労働省が推奨する対策型検診として、部位・検査方法・対象者・検診間隔を決めて行われている(以下の表)。
一方、任意型検診には、基本セットの全項目あるいは一部が含まれることが多いが、所定の検査方法・対象者・検診間隔ではない場合がある。

ほかの検査を受ける必要は?
任意型検診では、上記以外の検査が「オプション」としてメニューに並ぶことがある。はたして基本セットに入っていないものを受ける意味はあるのだろうか。
「その人にとって意味があるかどうかは、個人の生活習慣・環境、仕事、家族のがん罹患歴などによって、本人がどう判断するかで異なります。判断に当たっては、検診施設任せにせず、自分自身が正しい情報を十分に知っておく必要があります」(桑野医師)
具体的にどんな方法があるのか。肺がんと子宮頸がんについて、桑野医師、齊藤医師に解説してもらった。
肺がんのオプション検査の1つに、CT検査がある。




















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