定時退社のホワイト企業で働く若手が会社を辞めた"令和らしい理由"。成長の機会奪う"ホワイトハラスメント"が会社に与える深刻ダメージとは

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この事例こそが、まさにホワイトハラスメントの本質を突いています。ホワハラが蔓延した職場は一見ストレスフリーに見えますが、その裏では「誰も怒られない代わりに誰も成長しない」という悪循環が進行しています。

上司が「厳しく指導すればパワハラだと言われる」「部下が辞めてしまうかもしれない」と萎縮し、部下に能力以下の簡単な仕事しか与えない「過小な要求型」のマネジメントに終始してしまうのです。

しかし、意欲のある若手社員ほど、成長実感を得られない職場を「見限って」辞めていきます。これが今、問題となっている「ホワイト離職」の正体です。

マネジメントは「資質」ではなく「技術」である

なぜ、これほどまでに多くの管理職が、適切な指導とハラスメントの境界線に悩んでいるのでしょうか。 その原因の一つは、多くのマネジャーがマネジメントを体系的に学ばず、自分の経験則だけで部下を動かそうとする「無免許運転」の状態にあるからです。

私が提唱する「リードマネジメント」は、アメリカの精神科医ウィリアム・グラッサー博士が提唱した「選択理論心理学」に基づいています。この理論では、「人は外部からの刺激によって変えることはできない(内的コントロール)」と考えます。

これまでの「ボス・マネジメント」は、批判や罰といった外部からの刺激で部下をコントロールしようとしましたが、それでは人間関係が破壊されてしまいます。一方で、ハラスメントを恐れて指導を放棄する「放任マネジメント」は、マネジメントそのものの放棄であり、部下を成長させる責任を果たしていません。

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