【中国】「自民党圧勝」に対する"リアルな反応" 「右翼スパイラル」などと報じられる一方…ネット上では"高市首相の意外なシーン"が話題に

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高市首相が日本テレビの党首討論会に出演した際、人気グループ「嵐」の櫻井翔氏と遭遇した場面だ。彼女は憧れのまなざしで数秒間相手を見つめた後、小声で「(顔が)小さいですね」とつぶやいた。

自らを1人のファンの立場に置き、アイドルとの距離を縮めたその姿は、政治家としての堅い印象とは異なる親しみを感じさせ、中国のネット上でも好意的に受け止められたのである。

櫻井翔
嵐の櫻井翔氏とのテレビ番組内でのやりとりは、中国のネット上でも好意的に受け止められたようだ(写真:松尾/アフロスポーツ)

与党圧勝が日中関係に与える影響

日本の与党が総選挙で圧勝したことは、今後の日中関係に複雑な影響を及ぼすだろう。

中国にとって今回の結果は、決して軽視できない政治的シグナルだ。中国の対日認識は、これまでも日本の政権構成や政治理念の変化に敏感に反応してきたが、今回の選挙は日本社会が安全保障重視の路線を明確に支持した象徴として受け止められやすい。

とりわけ中国側が注視しているのは、安全保障政策の方向性だろう。中国側から見れば、高市政権は防衛力の強化や日米同盟の深化を掲げ、台湾海峡情勢にも言及してきた。

こうした構図を踏まえると、今回の選挙結果は日中関係の行方に新たな緊張をもたらす可能性がある。

同時に、中国側は日中経済という「切っても切れない関係」の重みを痛感している。サプライチェーンから観光、草の根交流に至るまで、両国は深く結びついており、正面衝突が双方にとって得策でないことは明らかだ。

しかし、政治的信頼という土台が揺らげば、その上に築かれた協力関係ももろくならざるをえない。とりわけハイテクや安全保障といった「核心」に関わる分野では、警戒感が一層強まるだろう。

今回の選挙結果は、日本が戦後の安全保障観から転換しつつある象徴として、中国に強い印象を残したはずだ。今後の日中関係は、経済では協調を保ちながらも、安全保障では慎重に距離を測る――そんな低調な関係の持続へと移行していくのではないだろうか。時に激しい対立が避けられない局面も想定される。

黄 文葦 ジャーナリスト

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こう ぶんい / Kou Buni

日本と中国、日本語と中国語を愛する在日中国人フリージャーナリスト。学校法人白萩学園名誉理事。中国の大学と日本の大学院でマスコミを専攻、日中両国のマスコミの現場を経験。2000年来日以降、日本語と中国語で教育、社会、文化の問題に焦点を当てたコラムを執筆し、両国の「真実」を相手国に伝えることを模索している。19年に電子書籍「日中文談: 在日中国人の日本観(エッセイ)」を出版。20年8月から23年7月までの3年間、日中文化比較のメルマガ「黄文葦の日中楽話」を発行。24年10月、「新中国語から中国の『真実』を見る」(風人社)を出版。

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