「3万円のパジャマ爆売れ」「入店規制も…」 『BAKUNE』発売からわずか4年で上場の"裏側" 経営者は心臓疾患でプロを諦めた元サッカー少年
東証グロース市場に25年2月に上場して間もなく1年を迎える。中西社長はこう振り返る。
「上場前と大きな変化はないが、上場プロセスによって学んだことはすごくある。上場企業として社会的責任や、正しい仕組みを回しながら早く成果を出すというところが根付いた。それが早いタイミングで身につけられたのは良かった」
現状の株価水準に満足かを尋ねると「全くしていない。低いと思っている。持っているポテンシャルや、見ている世界観からすると満足していない」ときっぱり。
「持続的に成長する会社と見られていない。リカバリーウェアの競合が多い中で、どう生き残るかを問われている。一発屋だと言われることも理解はできるけれど、それに対して期待を持ってもらえる説明ができていないのは反省点ではある。
データを活用して再現性をもって売れるものを作れることには自信を持っている。目の前のお客様がどれだけ喜んでくれるか、どれだけファンになっていただけるかが、結果的に株価や、長期の企業価値につながっていくと思っている」
バクネ一本足からの脱却 時価総額1000億円、その先へ
バクネ一本足からの脱却も着々と進めている。布団やサンダル、普段着まで新たな分野にも乗り出している。
特に布団は、温度や湿度を調整する特許を申請するなど主力製品にするための準備を着々と進めている。24時間どう体を整えていくかをテーマとしており、リカバリーウェア以外にもラインナップを広げる方針だ。
上海でポップアップストアを設けるほか越境ECも推進し、海外展開にも力を入れ始めた。
「日本を代表する会社になるのは通過点として、世界で最も信頼されるブランドになっていくというのをテーマにしている。挑戦する人たちの相棒として、世界中の人たちの日常に溢れている状態になりたい。
世界のスポーツブランドで最も時価総額が高い企業をベンチマークにしている。タイムラインは公表していないが、時価総額1000億円、そして1兆円の達成はずっとテーマにしている」
上場は通過点にすぎない。テンシャルが描く成長ストーリーが、国内外でどこまで現実のものとなるか注目される。
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