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攻守をフル支援!福岡「起業カフェ」の挑戦 ここ1年で相談件数が4倍に急増した理由

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  • 横田 敦子 フリーライター・カメラマン

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気軽に起業相談ができる雰囲気だ。相談を受けるエグゼクティブ・コンシェルジュ藤見哲郎氏と起業家の平尾京子さん

2014 年5 月に、国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」に選定された福岡市。特区施策の一つとして、起業を目指す人が気軽に相談したり交流したりできる「スタートアップカフェ」がオープンしたのは今から約1年前、2014年10月のことだ。

これまでも市役所内に創業に関する相談窓口はあったが、カフェを開設後、寄せられる相談の件数は4倍以上に増加したという。福岡市からTSUTAYAが運営を受託している。

多様な相談に「常駐コンシェルジュ」が対応

繁華街天神地区にあり、会社帰りに訪れる人も多い

福岡・天神地区の幹線道路沿いにあり、書店にカフェを併設したスタイルの店舗としては、西日本最大級の規模であるTSUTAYA BOOK STORE TENJIN。ビジネス書や文具を販売している3階フロアの一角にあるのが、スタートアップカフェだ。

約100㎡のスペースに、テーブルやカウンター、ソファーなどを配した落ち着いた空間が広がる。同フロア内にある3万冊のビジネス関連の書籍や雑誌を持ち込むことができ、階下のカフェで買ったコーヒーを片手に打ち合わせもできる。そして、来場すると、「こんにちは」とすぐに声をかけてくれるのが、常駐するコンシェルジュだ。

「自分のビジネスアイデアを聞いてほしい」「資金調達のために事業計画を練りたい」……。訪れる人たちの相談内容は多岐にわたる。それぞれの話を聞き、アドバイスをするとともに、適切な事業パートナーや専門家に会わせるのが、コンシェルジュの腕の見せ所だ。

地元の投資ファンド、ドーガンに所属し、カフェのエグゼクティブ・コンシェルジュを務める藤見哲郎氏は「優れた起業家は、そういうチャンスをモノにしていくんです」と話す。

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【創業の「攻め」と「守り」をワンストップで】

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