「自分でやったほうが早い」はNG。任せるのは「丸投げ」ではない、令和のマネジャーが知るべき「昭和流」との決定的な差

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② 設計:仕事の任せ方に段階と仕組みを持たせ、計画的に支援する

次に、設計を考えます。たとえば、「初期段階は同行・フィードバックを行い、徐々に裁量を広げる段取りを組む」や「進捗確認のタイミングやフィードバックの形式を事前に設計しておく」などです。

ポイントとしては、丸投げするのではなく、育成のステップをきちんとスケジュール化して、具体的に設計しておくことです。

そして、任せる業務の難易度や支援体制をマネジャーが事前に調整しておき、部下が安心して挑戦できる環境をつくってあげましょう。

伸ばしたいスキルに直結する業務に集中させる

③ 集中:育成効果の高い領域に絞って任せ、成果と学びを最大化する

複数の案件を一気に任せるのはNGです。たとえば、「すべての業務を任せるのではなく、成長に直結する部分に絞る」や、「重要顧客対応や意思決定場面など、成長にインパクトのある業務のみを選ぶ」ことです。

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ポイントとしては、任せる範囲を広げすぎず、育成の「主戦場」を明確にすること、本当に伸ばしたいスキルに直結する業務に集中させてあげることです。

この育成三本柱は、育成の「質」を高めるための設計図になります。任せること自体が育成になるのではなく、「どう任せるか」が育成の成否を分けます。

特に令和の時代は残業規制もあるので、育成対象者だけでなく、組織やチーム全体で既存の業務分担を調整することもマネジャーの大事な役割です。

昭和時代は乱暴な丸投げの任せ方でしたが、部下に思い切って仕事を任せること自体は、昔も今も、個人や組織の成長にとって重要であることには変わりません。

部下のことを想って、ぜひ仕事を任せてみてください。

【まとめ】
マネジャーは、個人や組織の成長のために人材育成の三本柱を活用して、思い切って仕事を任せる
田島 ヒロミ 組織開発・人財育成コンサルタント

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たじま ひろみ / Hiromi Tajima

早稲田大学法学部を卒業後、生命保険会社に入社。営業・経理・事務システム企画・資産運用・コールセンター設立など、多様な業務に携わり、昭和流のマネジメントを部下としても管理職としても経験する。40代半ばには外資系生命保険会社へマネジャーとして転職。新商品開発や企業合併プロジェクトに参画し、ジョブ型人事制度のもとでマネジメントを実践する。50代で、組織開発・人財育成の経営コンサルティング会社へ転職。これまでコンサルタント・講師・コーチとして、100社以上、管理職には8000人以上、延べ2万人を超える人材育成・組織開発に携わり、現場に根差した実践的な支援を続けてきた。

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