産業革新機構、INCJの会長を10年務めたが、民間だけでリスクマネーが出せて、新しいテクノロジーやビジネスモデルが生まれるのであれば、官製ファンドは必要ないと思っている。
だが、「失われた30年」で、日本の経営者が守りに入ってリスクを取らなくなった。日本の産業競争力が弱くなったのは、技術競争が激しく先行投資が大きい装置型産業ばかりで、みんながギブアップしてしまったからだ。
装置産業から撤退してしまって日本を支えられるか。私はそうは思わない。国が本当に産業を何とかしたいというのであれば、官民ファンドは「あり」だと思う。
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