「その言葉、本当に自分に向けられたもの?」——心にグサっと刺さった一言を手放す考え方。あれこれ悩んでしまう人へ"くまみ"からのメッセージ

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昔から、人の言葉に敏感で、ちょっとした表情や一言に、心が大きく揺さぶられてしまうところがありました。相手が少し不機嫌そうにしているだけで、「自分が何か悪いことをしたんじゃないか」と不安になってしまう。

いつも、誰かの気分や感情を自分のせいにして生きてきました。相手のちょっとした一言が、自分の欠点を突かれたように感じてしまうのです。

けれど振り返ってみれば、「なんでもかんでも回ってくる」というのは、その人の感情を表した言葉であって、自分の仕事にミスがあったという「事実」を示しているわけではありません。

誰かの評価と、実際の事実は分けて考えていいのです。何気ない一言に傷ついたときは、つい「自分が悪いから言われたんだ」と思いがち。

だけど、人はみんな、自分のタイミングや感情で言葉を発します。他人の感情の「責任」まで、自分で背負わなくていいんです。

誰かのトゲのある言葉を、すべて自分への評価だと思っていたら、心がいくつあっても足りません。刺さった言葉があったときは、一度立ち止まって問いかけてみてください。

「これは本当に、自分に向けられたもの?」

もし違うと感じたら、その言葉は静かに手放していい。言葉の矢が飛んできても、あなたには受け取らない自由がある。あなたが、あなたの心の一番の味方でいてあげてください。

「また引き受けてしまった」を断ち切るには

頼まれると断れない、でも後でしんどくなる
 ↓
「一度、持ち帰ります」と言う練習をする

昔から、頼まれると断れない性格でした。「自分にできることなら……」と思ってつい引き受けてしまう。でも、実際には自分の仕事だけで手一杯なことも多くて、後から1人で疲れ果てる。

あるとき、本来は先輩がやるはずだった重要な仕事を、「代わりにやっておいてくれない?」と頼まれました。当時いた職場はかなり激務な部署で、みんな常に忙しく、余裕がある人なんていませんでした。

だからそのときも、「きっと先輩も、もう限界なんだろうな」と思い、自分の職位に見合っていないと感じながらも、断る勇気が出ず、しぶしぶ引き受けたんです。なんとか仕上げて感謝はされたけれど、後日その話を同僚にしたら、思いがけない言葉が返ってきました。

「それ大丈夫だった? ○○さん、前に同じ仕事を任されたけど、途中で上の人に交代してもらってたよ」

その瞬間、モヤモヤが押し寄せました。頑張った自分を褒めてあげたい気持ちと同時に、「そもそも自分がやるべき仕事だったんだろうか?」という疑問が拭えなかったのです。

あのとき、「一度、考えさせてください」と言えていたら、気持ちの整理もできたし、もっと納得して動けたかもしれない。無理に即答してしまったせいで、自分を追い込んでしまっていたと、後から気づきました。

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