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ライフ #独裁者の倒し方

民主主義に対する高まる不信感……独裁者が台頭し、独裁国家が増加することで独裁政権がより強固になるという不穏な世界情勢

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もうひとつの問題として、20世紀の終わりごろから、ヨーロッパもアメリカも民主主義が暗路に入り込んでいるということがあります。

アメリカは、格差が非常に激しくなっています。一部の富裕層が富を独占し、中間層や中流階級が崩壊して、どんどんみんなが貧しくなるという二極化が進んで惨憺たる状況です。そして、その社会がドナルド・トランプを生み出す契機になりました。

一方でヨーロッパは、移民の流入によって治安が悪くなったり、人々の不安が高まったりして、結果として右派政党の勢力が伸びるということが起きている。ヨーロッパのリベラリズムは、もはや風前の灯火です。

こういう状況を見ていると、果たして民主主義は我々を幸せにしてくれているのかということになります。

「独裁国家でもいい」という人たち

SNSが普及して、民意が見えるようになればなるほど、ある種のポピュリズムが広がるようにもなり、それによって政治が非常に動きにくくなる。
それなら、独裁国家で、独裁者がより良き政治をやって、リーダーシップを取った方がいいのではないかと思うことも起きるわけです。

実際に、海外の先進国で若者にアンケートを取ると、「独裁国家でもいい」と言っている人が少なくないという調査結果もあります。民主主義があまりにも暗路に入りすぎて、うまくいかなくなっていることへの反動とも言えるでしょう。

(後編に続く)

(構成:泉美木蘭)

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