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暖房費ゼロ円!「電気を使わないのにあったかすぎ」「災害時も安心」と話題に…《着る暖房・モモンガ》の"底知れぬ実力"を体感してみた〈再配信〉

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「基本的に一度出した商品はそのまま再販できないので、再販するためには必ずどこかをバージョンアップする必要があります。結果として、そのたびにお客さまの声を取り入れて、どんどんモモンガが進化しているんです」

実際、モモンガはユーザーの要望を反映する形で細かな部分が改良されてきた。

「階段を降りづらい」「トイレで扱いにくい」「足元の可動域を広げてほしい」

こうした声を取り込み、最新作「モモンガ5」では裾がフルオープンで開閉できる仕様に改良された。しゃがんでも裾が地面につかず、トイレでも扱いやすい。

まくり上げた裾は、ボタンで上半身に固定ができるのも気が利いている。日本の繊細なものづくりのこだわりが体現された商品だ。足回りの構造も見直され、階段の上り下りがしやすくなった。

「なんなら暖かすぎるというクレームもいただいたくらい。薄手のモモンガも作ろうかな……(笑)」

裾をまくりあげて胸元のスナップボタンで止めれば、お手洗いの際なども脱がずとも対応できる(撮影:東洋経済オンライン編集部)
裾のスナップボタンで止めれば、通常のダウンのような着用感に(撮影:東洋経済オンライン編集部)

「ユニクロ」や「ワークマン」は目指していない

改良点は決して派手ではない。しかし、ユーザーの使用環境を理解しながら細部を積み上げるモノづくりは、規模の小さなメーカーだからこそ可能なアプローチだ。

坂井社長はこう続ける。

「私はユニクロやワークマンは目指していない。自分たちにしかできないアイデアで勝負しています。ユーザーとの近さもそうです。いただいたほとんどの声を実現できたんじゃないかと思います。フィードバックは本当にありがたいので、どんどん意見をいただきたいです」

次稿となる後編では、社員3人の小さな企業が「モモンガ」のヒットを生み出した背景、そしてなぜアパレル業界の主流である「大量生産」を否定し、この受注生産モデルを選んだのか。その異端なビジネスモデルと哲学に迫る。

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