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朝ドラ「ばけばけ」第65回は完璧な神回!まさに運命の人…ハーンを大喜びさせた小泉セツの意地悪とは?

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

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(写真:スムース / PIXTA)
NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」が注目を集めている。明治時代の作家・小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルにした物語である。ギリシャに生まれて、アイルランドで幼少時代を過ごしたラフカディオ・ハーンが日本に渡ったのは、40歳のとき。翌年に小泉セツと結婚し、46歳で日本国籍を取得。小泉八雲として第2の人生を送った。「耳なし芳一」などの『怪談』で知られる小泉八雲と、その妻の小泉セツは、どんな生涯を送ったのか。『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。
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運命が決まっていた2人

2025年最後の放送となった『ばけばけ』の第65回は「完璧な『第一部・完』」とも評されるほど、感動的な「神回」となった。

ヘブン先生(演:トミー・バストウ)への気持ちに気づき、松野トキ(演:髙石あかり)が橋で一人佇んで「えー」と戸惑いながら、涙して笑うシーンは、年末年始に何度も繰り返し観たものである。

圧巻なのが最後の散歩のシーンだ。夕暮れの海辺で2人のシルエットが手をつなぐところは、涙なしには観られない名場面といえよう。

思えば、2人は出会ったそのときから、結ばれる運命にあった。放送の第22回では、ヘブン先生が松江の船着き場に到着すると、興奮する群衆が押し寄せた。トキもその中の一人で、ヘブン先生と握手を交わしている。

何も握手をしたこと自体が、運命の出会いだといっているのではない。トキはこのとき、ヘブン先生の手が震えていることに気づく。そのことをのちに思い出したトキ。なかなか授業の準備をしないヘブン先生に苛立つ錦織(演・吉沢亮)に対して、トキはこう告げている。

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【トキ「ヘブン先生はきっと…」】

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