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朝ドラ「ばけばけ」第65回は完璧な神回!まさに運命の人…ハーンを大喜びさせた小泉セツの意地悪とは?

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)
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「ヘブン先生は怖いんだないでしょうか」

事実、ヘブン先生はジャーナリストで、来日した目的は滞在記を書くことだった。教師経験はなかったため、実は教壇に立つのが怖かったのだということが判明する。

このときすでに「何かとセンシティブなヘブン先生」と「相手の気持ちを察して細やかなフォローをするトキ」というコンビネーションが発揮されていたわけだが、二人のモデルとなったラフカディオ・ハーンと小泉セツも、まさにそんな関係だった。

怒りに任せて行動が先走りやすかった

ドラマでもあったように、もともとはジャーナリストとして来日したハーン。これまで原稿を寄稿してきたハーパー社から「日本の滞在記を書いてみてはどうか」と提案されたのが、来日のきっかけだった。

ところが、横浜に着くやいなや、同行した挿絵画家のギャラのほうが自分の原稿料より高いと分かって、ハーンは激怒。こんな手紙を送って、出版社と絶縁してしまう。

「私があなたの低俗雑誌のことを気にかけると思っているのか?」

来日早々、スポンサーと断絶したハーンの無鉄砲さには呆れるばかりだが、東京帝国大学の教師を務めるバジル・ホール・チェンバレンに就職のあっせんを頼み、松江市の島根県尋常中学校および師範学校の英語教師の職を得ることになる。

だが、松江に来てからも、トラブルは続く。

ハーンが何度勧めても、泊まった宿屋の主人が眼病を患う娘を病院に連れていかないことに、怒り心頭。宿屋から出ていってしまう。自身が左目を失明していることから、目の病気を甘く見てはいけないという思いが強かったようだ。ハーンは引っ越してからも、この娘のことを気にかけて、自身で病院に連れていき、全快させている。

そんなハーンの優しい性格と、その一方で、激情に駆られて行動に出やすい性質を、セツはよく理解していたようだ。

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【夫のいいつけをわざとスルーした小泉セツ】

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