テレ朝ドラマ『ちょっとだけエスパー』から東大生にまさかの依頼→「エスパー監修」という仕事の正体とは
SNSでの“考察文化”も大きいでしょう。放送直後には、X(旧Twitter)やYouTubeで「この能力の原理は成立するのか」「このシーンの物理法則は正しいのか」といった分析が行われます。エスパー能力でさえ“リアリティ”が求められ、現実世界の延長線上にあるような空想でなければ受け入れられにくくなりました。
ポケモンの「10万ボルト」は正しい?
たとえば「電気を操る能力」を持つキャラクターを考えてみましょう。昔なら、ただ「ピカッ!」と放電して敵を倒せば成立していました。しかし現代ではそうはいきません。「電気を操るとは物理的に何をしているのか」「電圧や電流はどれくらいなのか」「人体への影響は?」「磁力や電場との関係は?」といった細部まで考える必要が出てきます。
任天堂のゲーム「ポケットモンスター」において、初代のゲームから登場する技の1つに、「10万ボルト」という技があります。電気タイプの技なわけですが、相手にダメージを与えるには、電圧(V/ボルト)だけで決まるわけではなく、電流(A/アンペア)も必要になってくるので、「10万ボルト」という名称は正しくないのではないか?なんてツッコミがよくネット上では行われています。数十年前は受け入れられていたものが、今の世の中だと受け入れられにくいものになっているかもしれないわけです。
そして逆に考えれば、細かい部分まで考えることで、作品の面白さが向上する場合があります。
例えば「電気」について科学的に考えてみましょう。
電気の制御は磁場の操作や電子の制御につながります。すると、「金属を磁力で動かす」「電波を操作して通信を妨害する」など、応用的なスキルが派生していきます。
空想の能力に科学的な“根”を与えることで、キャラクターが一気に説得力を持ちはじめるのです。




















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