受験生「クリスマスやお正月にどれくらい休んでいい?」 東大合格者が語る「自己判断は危険」の真意とは

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正月の食卓
誘惑の多いお正月。勉強はお休みしてもいいのでしょうか(写真:Fast&Slow / PIXTA)
受験が近づくにつれ、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。
偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授する年末年始の特別連載「現役東大生が解決!受験お悩み相談室」。昨年大好評だった本連載を今年もお送りします。【連載第32回】の本稿では、「クリスマスやお正月にどれくらい休んでいい?」という受験生の質問に西岡氏が答えます。
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受験生はお正月にどれくらい休んでいい?

【質問】
受験生は、クリスマスや大晦日・元日にどれくらい休んでいいものなんでしょうか? もちろん勉強しなければならないことはわかっているんですが、でもここまで頑張ってきたし、1〜2日くらいは休んでもいいのでは? と思う気持ちがあります。こういう考えは甘えなんでしょうか?

西岡氏の回答

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これ、本当に意見が分かれる質問なんですよね。僕もこれまで多くの受験生に同じことを聞かれましたし、学校の先生同士でも見事に賛否が分かれます。「元日くらい休め」という先生もいれば、「いや、最後まで走り続けろ」という先生もいる。

実際、東大合格者にアンケートを取ったことがあります。「元日は休んでいましたか?」という質問をしたところ、4割くらいの学生は「休んでいた」と答え、6割くらいは「普通に勉強していた」と答えました。どちらが正しいというわけではなく、「休んでいても受かる人は受かるし、勉強していても受かる人は受かる」というのが正直なところです。

中には「学校の先生には『元日くらいは休め』と言われたけど、不安で結局勉強しちゃいました」という声もありました。逆に、「あの日しっかり休んだからこそ、1月の追い込みに集中できた」という声もありました。本当に、人それぞれなんです。

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