ソフトバンクグループ、データセンター投資会社の「デジタルブリッジ(時価総額は約18億ドル)」買収へ協議

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レーモンド・ジェームズのリサーチアナリスト、リック・プレンティス氏は10月30日のリポートで、デジタルブリッジは単独で存続するよりも、規模と資金調達の基盤を備えたオルタナティブ資産運用大手が同社を買収する方が理にかなうとの見方を示した。

その上で「デジタルブリッジは売却を検討するだろうが、それは適正な(かつ現在の水準をはるかに上回る)現金価格と条件が提示された場合に限られるだろう」と記した。

スターゲートの展開は計画より遅延

1月、ソフトバンクGはOpenAI、オラクル、アブダビ首長国の投資会社MGXと共同で、米国内にデータセンターを建設する5000億ドル規模のプロジェクト「スターゲート」を発表した。孫氏は「直ちに」1000億ドルを投入すると約束したが、データセンターの立地を巡る意見の相違などもあり、スターゲートの展開は計画より遅れている。

これらの企業は9月に、テキサス州、ニューメキシコ州、オハイオ州に5カ所の新拠点を計画していると発表。最終的に7ギガワットの電力供給能力を備える見通しで、都市に匹敵する規模となる。孫氏は前例のない需要、特にOpenAI自体の膨大なAIクラウド需要を取り込むべく、鴻海精密工業(ホンハイ)と進めるデータセンター計画もある。

このため資金を再配分する必要が生じ、一部資金の移動が求められた。11月には保有する全ての米エヌビディアの株式を58億3000万ドル(約9000億円)で売却したと発表。孫氏は1日、資金を他のAI支出に振り向けるため「泣く泣く売った」と述べた。

著者:Josh Sisco、Ryan Gould、Michelle F Davis

ブルームバーグ
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