三菱商事復興支援財団

農業の6次産業化で、ふくしまを元気に

三菱商事復興支援財団

待望の「ふくしま逢瀬ワイナリー」が完成

2011年の震災直後、三菱商事は4年間で総額100億円の復興支援基金を創設し、大学生向け奨学金の提供や、被災地で活動するNPOなどへの助成、被災地の企業に対する投融資で産業復興や雇用創出に寄与する取り組みを、財団を通じて行ってきた。2015年度からは5年間分の活動資金として35億円の追加拠出を決定。従来の活動を継続するとともに、郡山市と連携協定を結び、新たに「果樹農業6次産業化プロジェクト」を始動することとなったのだ。

「三菱商事復興支援財団が、郡山に事務所までつくったのには正直驚きました。本気度を感じましたね。三菱商事から多くの社員ボランティアの方がいらっしゃって、畑の整地や抜根作業を手伝って下さったことで、地元の方との信頼関係も徐々に強固なものとなっていきました」(箭内氏)。

ついに、そのプロジェクトを推進するエンジンとなる待望のワイナリーが、このたび郡山市逢瀬町に完成した。古くは三菱の創業者・岩崎彌太郎とのゆかりも深いこの土地に、醸造施設が本格稼働を始めたのだ。今後は、地元農家が生産する葡萄や桃、梨、林檎を年間30~50トン調達し、ワインやリキュールを製造、加工、販売していく予定である。早ければ2月にも出荷を開始するという。三菱商事・常務執行役員で復興支援財団の副会長を務める廣田康人氏は「当面は、ワインとリキュールを各6000リットル生産します。福島県内での地産地消を中心に旅館やホテルなど地元で販売していきますが、将来的には三菱商事グループの流通網などを活用することも検討しています」と話す。

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