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優れた経営に必要な「3つの精神」と「日本の劣化」/日本に欠けているのは「挑戦する企業精神」だけなのか?

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  • 井上 達彦 早稲田大学商学学術院教授

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(写真: IYO/PIXTA)

故・加護野忠男神戸大学名誉教授は、優れた経営には3つの精神が必要だと言った(『経営の精神』生産性出版)。

3つの精神

8人の経済学者が輪番でお届けする『週刊東洋経済』の看板コラム。【水曜日更新】

1つ目は「企業精神」である。これは新しいことに挑むアクセルのようなものだ。既存のルールを超克し、新しい秩序を生み出そうという意志の強さを示す。

企業精神を発揮するためには、常識にとらわれない精神的自由、成功の保証がなくても実行に移そうとする意志力、社会的な抵抗があっても戦う闘争心が必要だ。現在の日本企業に欠けていると言われても、弁明の余地はない。

2つ目は「自利の精神」である。自己の利益というと響きはよくないが、少なくとも2つの点で重要な役割を果たす。

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【3つ目の精神】

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