転機を迎える日本の人材育成(その2)

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●「301名~1000名」で目立つ実施した研修と強化する研修の「ずれ」

 観点を変えて、「今後、より強化するマネジメント研修」で聞いてみた。実施した研修ではかなりバラツキがあったが、「強化する」ではバラツキが少なくなっている。メーカーから見ていこう。
メーカー全体の数字を見ると、順番が変わっている。「メンタルヘルス研修」31%、「目標管理研修」30%、「意識改革研修」29%、「評価者研修」24%、「コーチング研修」24%、「モチベーション研修」23%である。
2011年度に実施した研修では、「評価者研修」→「メンタルヘルス研修」→「目標管理研修」→「コーチング研修」→「意識改革研修」→「ハラスメント研修」だった。
「1001名以上」では、「目標管理研修」30%、「評価者研修」22%、「危機管理研修」22%、「メンタルヘルス研修」22%、「コーチング研修」22%だ。続いて「チームビルディング研修」、「意識改革研修」、「ハラスメント研修」が17%で並んでいる。
「1001名以上」が2011年度に実施した研修では、「評価者研修」→「メンタルヘルス研修」→「目標管理研修」→「コーチング研修」→「モチベーション研修」・「ハラスメント研修」・「意識改革研修」→「チームビルディング研修」・「経営分析・戦略研修」だった。あまり変化はなさそうである。
「301名~1000名」では、「モチベーション研修」と「意識改革研修」がともに41%だ。「コーチング研修」36%、「メンタルヘルス研修」32%、「目標管理研修」27%、「チームビルディング研修」23%、「評価者研修」18%という順番だ。
「301名~1000名」の企業が2011年度に実施した研修では、「メンタルヘルス研修」→「評価者研修」→「目標管理研修」・「コーチング研修」→「チームビルディング研修」・「意識改革研修」・「ハラスメント研修」だったから、大きく変わっている。
「1~300名」では、「メンタルヘルス研修」37%、「目標管理研修」31%、「評価者研修」と「意識改革研修」は29%だ。続いて「危機管理研修」23%、そして「チームビルディング研修」、「モチベーション研修」、「コーチング研修」が17%で並んでいる。
「1~300名」の企業が2011年度に実施した研修では、「目標管理研修」→「経営分析・戦略研修」・「メンタルヘルス研修」→「意識改革研修」・「危機管理研修」→「モチベーション研修」だ。「301名~1000名」と比べれば変化は少ない。

図表4:今後、より強化したいマネジメント系研修(メーカー、規模別)
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