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コーヒーが毒にも薬にもなる理由。ブレーキを踏んだままアクセルを踏んでいませんか?

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  • 小池 雅美 医師、こいけ診療所院長、なす医院非常勤医師、臨床分子栄養医学研究会特別認定指導医、漢方専門医

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コーヒーに頼りすぎると、かえって不調を招くことも。コーヒーの力を正しく使うために知っておくべきことをお伝えします(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「今日、朝ごはん抜いてないですか?」
「寝不足? 真夜中に起きることが多くないですか?」
言われた相手は目を丸くして「なんでわかるんですか?」と驚く。
小池雅美医師は相手の見た目から、体の状態を言い当ててしまう特技を持つ。
その根拠となるのは無論、霊感の類ではなく、漢方・栄養療法のみならず、各種統合医療を通じて培ってきた豊富な経験にある。その人の顔貌、姿勢などから患者の栄養状態を言い当てる洞察力と血液データの読解力を駆使し、多くの患者を改善に導いてきた。
現在は外来の傍ら、全国で医師・医療従事者向けに栄養療法のセミナーを行い、業界でその名を知られる小池氏が、このたび初の著作『気分の9割は血糖値』を上梓。発売前からAmazon 3部門で1位を独占するなど大きな話題を呼んでいる。
「気分や集中力は血糖値の影響を強く受けています。だからこそ、血糖を安定させることは、ビジネスパーソンにとって『体調管理』を超えた戦略的スキルとなりえます。またそれを逆手にとれば、仕事術や人間関係の改善にも使うことができます」と小池氏。本稿では「コーヒーと体調の関係」について語る。

コーヒーが習慣になっている人に知ってほしいこと

朝、出勤して最初にする「仕事」はコーヒーを淹れること――。そんな人は多いのではないだろうか。

『気分の9割は血糖値』(東洋経済新報社)(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

香りで頭が冴え、気持ちが切り替わる。

会議前にももう一杯、午後の眠気覚ましにももう一杯。

コーヒーは現代のビジネスパーソンにとって、もはや「戦闘モードへのスイッチ」といっていいだろう。

カフェインは脳内の「アデノシン」という眠気を誘う物質をブロックし、覚醒をもたらす。一時的に血流が増え、集中力や判断力が上がる。

その即効性ゆえに、スポーツ界でも“合法的ドーピング”として利用される。

カフェインは使い方しだいで強力な味方になるが、一方で使い方を誤れば、体に“ツケ”を残すことがある。

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【カフェインとうまく付き合うために】

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