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ライフ #タワマンだけじゃない街

タワマン増殖で「西日すら当たらない」と嘆く旧住民たちの"現実" 中央区「勝どき」から失われたものはこんなにもあった

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長く月島や築地の陰に隠れるようであった勝どきだが、2000年代になってにわかに注目されるようになった。

契機となったのが2000年に開通した都営大江戸線「勝どき駅(中央区勝どき2-10-15先)」の開業だ。

この駅ができたことで六本木(13分)や新宿(23分)へのアクセスが格段に良くなった。

勝どきビュータワー(筆者撮影)

そして2008年、勝どき地区に最初に建てられたタワマンとされる「THE TOKYO TOWERS」が、さらに2010年には「勝どきビュータワー」が竣工し、街の風景が一挙に変わった。

地元のクリーニング店主が語るタワマン

この土地で長くクリーニング店を商う平松義和さんに話を聞くことができた。正式には「平松商店(勝どき2-13-6)」だが、看板には「平松たばこ店」とある。

「母親の代からタバコ屋をやっていてね、その頃はパンとか雑貨も売っていた。平成の10年(1998年)くらいからクリーニングの取り次ぎをはじめた。

今ではこれが主な商売だね。ご近所さんからは平松クリーニングって呼ばれているよ」(平松さん)

平松商店の店主 平松義和さん(80歳)(筆者撮影)

生まれも育ちも勝どきの平松さんは、昔を懐かしんでこう語る。

「小学校はここから歩いてすぐの月島第二小学校に通ってた。友だちもたくさんいて賑やかだったけど、最近はほら、歳も歳だから老人ホームに入ったりとかして、寂しくなったよ。

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