東洋経済オンラインとは
ライフ #今さら聞けないビジネスファッションの作法

「ダサいワイシャツ」という声もあるが…。装飾だらけのデザインシャツが絶滅しない事情

5分で読める
  • 森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト
2/4 PAGES
3/4 PAGES

たとえ生活感を連想させない装飾であったとしても、余計なノイズがない着こなしを、私はおすすめしています。というのも清潔感を重視する理由は、ビジネスシーンの身なり=「相手との非言語コミュニケーション」という前提があるからです。

印象心理学では「印象は、一瞬で伝わる」という実験結果もあるのですが、実際のところ「第一印象は、究極の先入観だ」と、私は捉えています。たとえば名刺交換のとき、相手の名刺入れが個性的なデザインだったとき、言語化されずとも、あなたの心は相手に何らかの印象を抱いているはず。同様にビジネスシャツの装飾も、それが余計なものだったとき、その後のコミュニケーションで、何かしらのフィルターを意図せず持ってしまうのでは。

プレーンな白シャツ以外のおすすめは?

そういう事態を避けるためにも、プレーンな無地のものが基本戦略ですし、塩顔系で白シャツが地味になってしまう場合、シャツ全体にストライプやチェック柄がある生地、もしくはパステル系カラーの無地のものが選択肢に挙がります。

プレーン白シャツでは、むしろ「下着のような生活感を連想させてしまうのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、生地がパリッとしたものならば、たとえ半袖であったとしても「生活感がない涼し気な印象」を相手に与えられます。「半袖シャツは邪道」という意見も支持されているものの、夏場には長袖シャツの着こなしが「汗だくで逆効果」というケースもありえます。

そこで私がいちばんおすすめするノージャケット姿のビジネスシャツは、ポロシャツ同様、ネイビーの半袖です。意外かもしれませんが、半袖にすることで腕を覆うダークカラーの表面積を明るく見せることができますし、何よりワイシャツ姿を、ダークカラージャケットのような引き締まった印象に仕上げてくれます。

SUIT SQUARE TOKYO GINZA店で見つけた半袖ダークカラーのニットシャツ(写真:筆者撮影)

また同時に、襟裏の皮脂が目立ちませんので、ライトカラー特有の襟の黄ばみの心配をする必要もなく、メンテナンスも楽なのです。

次ページが続きます

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象