“資格試験沼”にはまった20代、転職を繰り返した30代を経て《49歳で第1子》生まれた男性が《60歳で結婚相談所を開業》した理由

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しかし、現在はまだ開設したばかりで会員数も少なく「集客力をつけること」が目下の課題だ。今後はSNSなどの発信活動にさらに力を入れ、一方では地域のイベントへの参加などの地道な活動にも継続して注力することを考えているという。

現在の収入源といえば、父から晩年に相続したアパートの大家としての収入のほか、スーパーで品出しのアルバイトをしている。

「今日も勤務が終わってからここに来たんですよ」

バイトは早朝6時から10時までの4時間。体力的に厳しくはないのだろうか。

「この仕事を始めてから数カ月経って、ようやく体が慣れてきました。実は、昨年末に母を亡くして、ショックで7〜8kgくらい痩せてかなり体力が落ちてしまったんです。だから今は、筋トレをしたり、プロテインやささみなどを摂ったりして健康を維持するように意識しています」

“70歳でも現役”でいるために

今後の目標などについても聞いた。

「できれば10年は続けたいと思っています。そして妻にいずれはカウンセラーの仕事を譲り、自分は経営に専念したい」。なぜ、そう考えているのだろうか。

「10年後、僕は70歳です。おそらく、婚活をしている若い相談者の方との間にジェネレーションギャップが生じるでしょう。妻なら、僕よりは世代が若いので対応できるのではと思っています。その考えを妻も受け入れてくれています」

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