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キャリア・教育 #浪人したら人生「劇的に」変わった

《開成辞めて1浪で東大》成績最下位で高校上がれず…「バカじゃないと証明したい」一心で東大文3に合格した"元落ちこぼれ"の彼の人生

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「大学受験をした18~20歳くらいのときは、自分のことも世の中のこともわかっていないし、頑張った結果、何かを成し遂げるという成功体験もありませんでした。でも、受験で目の前のことに全力を尽くすという経験ができました。

受験が終わった後の人生も、いつか必ず挫折するときが来ます。それを乗り越えるなり、逃げるなりしなければいけない中で、同じようなことが起きたときに頑張るノウハウが自分の中にあるのが、自分にとっては良かったと思います」

"整備されていない"世界で生きていく

東大に進学してからの福地さんは、高校時代から好きだった麻雀にはまり、4年の留年を経験しつつ教育学部を卒業。その後、雀荘アルバイト、竹書房勤務を経て現在は麻雀専門のフリーライター・フリー編集者として活躍しています。6月には新刊『ルポ マンション麻雀』も発売予定で、自分が好きな麻雀を仕事としています。

「高校時代と浪人時代、自分の高校から東大に行った人がおらず、何をすればいいかわからない中で合格体験記を何十回も読んだ経験が、ロールモデルが全くない麻雀のフリーライターという仕事で活きていると思います。

50歳以降は仕事が減って、60歳を超えて現役で食える人が少ない仕事で今も自分が食べていけるのは、浪人の経験がすごくプラスになっている気がしますね。

今は勉強法とか参考書の情報がたくさんあって受験の高速道路が用意されている時代ですが、整備された道路を進んでも受験用の学力が高まるだけで、整備されていない世界の中でどうにかする経験はなかなかできません。どんどん新しい仕事ができて数年後どうなっているかわからない時代だからこそ、浪人の時間のように、自分に可能かどうかよくわからないことに長期的に取り組んで、自分で道を切り拓いた経験が生きるんじゃないかなと思います」

50歳の時の福地さんの写真、後ろの本棚に大量に入ってるのは麻雀漫画雑誌(写真:福地さん提供)

60歳を迎えた今もフリーライターとして精力的に活動を続けている福地さんはまさに、浪人時代の文転の経験や試行錯誤の中から自分の道を切り拓いたのだと感じることができました。

福地​さんの浪人生活の教訓:「よくわからないこと」に取り組んだ時間が、今後の人生を支える

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