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「今の給食ってこんなにひどいの?」「中国や韓国はもっと豪華」とSNSで炎上も…《唐揚げ1個の給食》に怒る人が"残念すぎる"ワケ

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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さらに「天候不順や価格変動などで食材の安定調達が難しくなっている」こと、「事故を予防するための衛生面やアレルギー対応などの厳しさが増している」ことなども、現在の学校給食における難しさの1つ。そして、予算面での難しさも考慮しなければいけない要素です。

食品価格の高騰が給食に与えるダメージは、その予算を踏まえると一般家庭よりも深刻と言っていいのではないでしょうか。

福岡市の給食は1食289.47円で、10年前の243.15円から約2割増。保護者から月4200円を徴収し、残りは公費を増やすことで対応してきたようですが、それでも物価高の今、300円未満で提供することの難しさを感じさせられます。

さらに福岡市はそんな難しい状況であるにもかかわらず、2025年の2学期以降、市立小中学校の給食費無償化を予定しています。ただ、無償化だけでなく1食あたりの予算を上げなければ提供側の悩みは解消されず、質と量の低下が不安視されるでしょう。

ちなみに都内の公立小中学校はすでに給食費無償化されていますが、全国で見ると3割程度にとどまり、この地域間格差を埋めるべく、2026年度から小学校、中学校の順で無償化を進めることが決まっています。

そのとき「無償化はいいけど、この献立はよくない」などと今回の「唐揚げ1個」以上に問題視される事態が起きるかもしれません。

当事者の子どもたちは不満に思っていない

これらのさまざまな難しさがある中、季節の食材を使うのはもちろん、各地域の地産地消メニュー、世界の料理企画などの食育を踏まえて献立が考えられていることも、私たちが覚えておきたい要素の1つ。

たとえば6月4日は「歯と口の健康週間」に合わせたメニューを提供する自治体が多いことで知られていますが、筆者の子どもが通う小学校でも噛み応えの違いを楽しむ「カミカミ献立」が提供されました。子どもたちが初めての食材、調理法、食感などに出会い、楽しみ、学ぶことが考えられています。

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