「夏のボーナスは全額投資する」だと失敗リスクが大きすぎるワケ プロが教える「負けない投資」の鉄則
投資は、時間を味方につけることで複利効果を最大限に享受できます。
また、過去30年を振り返ると、アジア通貨危機、リーマン・ショック、コロナ・ショックなど、世界経済を揺るがす危機が幾度となく訪れました。しかし、そのたびにアメリカ株式市場は必ず立ち直り、最高値を更新してきた歴史があります。2025年4月の「トランプ関税ショック」でも、NYダウやS&P500は暴落前の水準を早々に回復しています。
歴史が証明しているように、「正しい投資信託」を選び、市場に居続けることが「負けない投資」の確率を高めるのです。
積み立て投資の最大のメリットは、購入タイミングに悩む必要がなく、一時的な株価の変動に一喜一憂せずに済む点です。
ドル・コスト平均法のすごい威力
これを「ドル・コスト平均法」という考え方で説明しましょう。
ドル・コスト平均法とは、価格が変動する商品を「毎月1回」など定期的に、「3万円」など定額で購入し続ける手法です。
これにより、価格が低い時には多く購入でき、価格が高い時には少なく購入することになり、結果的に平均購入単価を平準化させることができます。つまり、高値掴みのリスクを自動的に軽減できるのです。
簡単なシミュレーションを見てみましょう。
価格が変動する投資信託を、2025年7月から1年間、毎月3万円ずつ積み立てたとします(合計投資額36万円)。

さて、1年後の2026年6月1日。あなたは利益を得ている(含み益がある)でしょうか? それとも損失を抱えている(含み損がある)でしょうか?
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