ミスタープロ野球・長嶋茂雄さんと二刀流・大谷翔平選手の「知られざる共通点」……国民的スター2人がやらかした“珍しいプレー”とは?

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いっぽう、大谷選手の「幻のホームラン」について。

こちらは、長嶋さんの「幻のホームラン」ほど世間に知られていません。それもそのはずで、何しろこのホームラン、前述のようにリトルリーグ時代の一発でした。

それは、大谷少年が野球を始めた小学校3年生のときのこと。

大谷翔平、人生初ホームランは、悲劇の1打だった?

この頃の大谷少年は、故郷・岩手県の水沢リトルリーグでプレーをしていました。

その公式戦。盛岡で行われたリトルリーグの県大会で、彼は「ここでホームランが出れば、逆転サヨナラホームラン!」という漫画のような場面で打席に立ち、本当に65メートルの外野フェンスを越えるホームランを放ったのです。

それは、大谷少年が公式戦で放った、生まれて初めてのホームランでした。そ、それなのに……。

大喜びでダイヤモンドを一周して、ホームインしたその瞬間。主審がなぜか「アウト」のコール!

えっ? 何それ? サヨナラホームランじゃないの? ベースも全部、ちゃんと踏んだのに?

判定の理由は、こうでした。

「打つときに、大谷君の足がバッターボックスから出ていた。だからアウト」

確かに、野球のルールでは、「打つときに打席から足が完全に出ていたらアウト」です。

でもまさか、それを生涯初のホームランでやらかすとは!

こうして、大谷選手のホームラン人生(?)は、悲劇的な「幻のホームラン」からスタートしたのでした。

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