大谷翔平「自由がないのは気の毒」同僚ベッツ語る 邪魔されずに外を歩くこともできない立場にある
「ショウは普通の男」
2018年にはMVPと首位打者にも輝いたロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ(31)。同じ強打者のチームメイトから、大谷翔平(30)はどう見えるのか。仲間たちに見せる、大谷の素顔とは? 2020年MVPのフレディ・フリーマン(35)と大谷と共にドジャースの「MVPトリオ」といわれるベッツに、ロサンゼルス在住のMLBライター・青池奈津子が聞いた。
──大谷選手と今年初めてチームメイトとして過ごして、第一印象から変わったことや新たな発見はあるか。
特にないかな。普通の男だよ。僕はもともと先入観を持たないタイプなのと、自分も日々やることがいろいろあって忙しいから、他の選手について細かいことは気にしないほう。
僕に分かるのは、クラブハウスやダグアウトで一緒に過ごしているショウは本当に普通の男だということ。野球をやる仲間の1人で、普通に家に帰るし、家族を愛しているし、僕らと同じことをする。ただ、彼にはスーパーパワーがあって、それを(フィールドで)よく見せている。
──スーパーパワーとは、大谷選手の野球は超人的だということか。
あれはスーパーパワーとしか言いようがない。彼を動物に例えるならライオンかな。ジャングルの王者のように君臨するもの。なんでもできるのが彼だ。