ミスタープロ野球・長嶋茂雄さんと二刀流・大谷翔平選手の「知られざる共通点」……国民的スター2人がやらかした“珍しいプレー”とは?

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この長嶋さんと大谷選手の「幻のホームラン」。

長嶋さんはプロ野球1年目。大谷選手はリトルリーグ1年目と、どちらも新天地で1年目というところが面白い。

新しい活躍の場を得て、張り切ってプレーしたら、周りの選手に比べて力が突出していて、その有り余ったパワーが「はみ出しプレーを生んでしまった」と、そんな印象を受けるのです。

失敗しても「へこまない」、一流選手の教え

ビジネスの世界にたとえると、入社して最初の年に、営業成績ナンバー1になってしまうような新人が、数百万円の契約でポカをやらかすとか……そんなイメージ。

そして、長嶋さんも大谷選手も、ホームランがフイになっても、ふて腐れることなく、あっけらかんと、活躍を継続できている点が、「やっぱり、スター選手は違う」と思わせてくれるところです。

長嶋さんは試合後、さらりと、「はっきり言えませんが、審判があれだけ自信を持って言うのだから僕のミスなのでしょう」と言っています。

そして、普通の野球少年なら、せっかく打ったサヨナラホームランがアウトになってしまったら、ショックで野球をやめてしまうのではないか……というくらいの悲劇に見舞われた大谷少年も、「幻のホームラン」以降、リトルリーグ時代に、通算でホームラン35本をかっ飛ばしているのです。

せっかく苦労して決めたはずの大仕事が、ちょっとした自分のミスで、思いがけずダメになってしまったとき。

スーパースター2人の「幻のホームラン」を思い出して、「これもスーパースターの宿命かな」って、気を取り直す材料にしてみてはいかがでしょうか?

西沢 泰生 作家・ライター・出版プロデューサー

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にしざわ やすお / Yasuo Nishizawa

学生時代に「アタック25」「クイズタイムショック」などのクイズ番組に出演し優勝。「第10回アメリカ横断ウルトラクイズ」ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は、約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。2012年『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)で著者デビュー。現在は作家として独立。主な著書に『夜、眠る前に読むと心が「ほっ」とする50の物語』『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)、『一流は何を考えているのか』(Gakken)他多数。最新作に『生き方のヒントに出会う大人の寓話』(三笠書房)がある。

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