何歳から始めても遅くない! 1日1分「壁を背にして立つ」だけで"いいことづくめ"の簡単ダイエット術

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

さらに実感したのが、いかに自分の身体が硬く、それが原因でできないポーズ、動きがたくさんあるかということでした。

ポーズができないということは筋肉が硬く縮こまっていて、使えていない状態ということ。実際、スタジオに通っている身体が柔らかい人の多くは、全身の筋肉をバランスよく使うことができ、やせていました。

そのとき私は、これこそが長年ダイエットをこじらせている原因だと気づいたのです。太っていた頃の私は、アウターマッスルをたくさん使い、インナーマッスルをほとんど使えていませんでした。姿勢を変えた今、日常で使う筋肉はまるっきり逆転しました。

1日1分「壁を背にして立つ」だけでOK

1日1分、壁を背にして立つだけでやせる姿勢が手に入り、スルスルやせることが可能であれば、やってみたいと思いませんか?

ヨガ留学帰国後から、私は壁を活用したレッスンを行い、多くのお客様の身体の使い方を変えてきました。現在もダイエットのお客様に対し、必ず宿題に出すのが壁の前で1分立つこと。通称「壁立ち」です。この「壁立ち」の目的は3つあります。

1つ目は、その日の姿勢の状態をチェックすること。

2つ目は、インナーマッスルに多くある「やせ姿勢筋」を鍛えること。「やせ姿勢筋」とは、やせるための姿勢となる「やせ姿勢」を作る筋肉のことです。

3つ目は、やせ姿勢で日常を過ごす準備をすること。やせ姿勢の状態をインストールし(身体に取り込み)、日常でキープすれば「やせ姿勢×時間」分がダイエット状態になります。日常生活を送っているだけで、勝手にやせていくともいえる状態になるのです。

万年ダイエッターだった私が、ダイエットに成功し、リバウンドすることなくキープできている姿を見た方からは、「何をしたらやせますか?」「運動は何をしたらいいですか?」など、たくさんの質問をいただきます。

そんなときに私がまずお伝えするのが、「何をやるか」より「どんな姿勢でやるか」が重要ということです。

繰り返しますが、私たちの現在の体型は、日々の姿勢によって作られています。現在の姿勢が「太る」姿勢であるならば、まずは「最強のやせる姿勢=やせ姿勢」に変えないと、どんな運動も効果が出にくいどころか、かえってダイエットをこじらせてしまう可能性が高いのです。

次ページ「やせ姿勢」が効果がある理由
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事