なぜか私だけポツン…「いつの間にか仲良くなっている人たち」は、なぜすぐに仲良くなれるのか?

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こうして顔を上げて歩いていると、自然といろいろな人と顔を合わせることになります。するとどうでしょう。中にはそれだけで「おはよう」「こんにちは」と、あなたに声をかけてくれる人が出てくるのです。

顔を上げて歩くだけで「出会い」がたくさん生まれる

私自身もこんな実験をしてみたことがあります。住んでいるマンションの中庭を、あえて自分からは挨拶せず、ただ顔を上げて歩いてみたのです。

いつもならすれ違う人に私から挨拶をするのですが、このときは、ただ顔を上げて歩くだけにしてみました。視線もことさらに相手に向けることはしないで、本当にただ顔を上げて歩いただけです。

すると、驚いたことに、数十メートル歩いただけなのに、初対面の3人の方から「こんにちは」と声をかけてもらえたのです。これには私自身が一番びっくりしました。予想をはるかに超える結果でした。

ですから、道を歩くとき、駅で電車を待つとき、会社に出入りするとき、ご自宅の近辺を歩くとき……どんなときでも、まずは顔を上げて歩いてみましょう。電車に乗り降りするとき、会社の玄関を通るとき、会社の部屋に入っていくとき、エレベーターに乗り降りするときにも顔を上げてみてください。

きっと、いろいろな人から声がかかるようになるはずです。そして、その中にはきっと、「いつ仲の人」も含まれていることでしょう。

顔を上げて暮らすと「いつ仲の人」との出会いが増えます。そして、この「顔を上げて暮らす」というコツ、これ以上の努力は、少なくとも最初のうちは必要ありません。まずはここから始めてみてください。

今日ご紹介した「顔を上げて歩く」ことから始めてみたら、あなたの周りの世界が、ほんの少し違って見えてくるはずです。

次回は、そんな「いつ仲の人」たちが、具体的にどんなふうに日々を過ごし、人と関わっているのか、彼らの「平凡だけど特別な1日」を詳しくご紹介します。そこにも、たくさんのヒントが隠されています。

野口 敏 「コミュニケーション教室TALK&トーク」主宰

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のぐち さとし / Satoshi Noguchi

1959年生まれ。株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。関西大学経済学部卒業。熊本県天草市出身。

1989年より「コミュニケーション教室TALK&トーク」を主宰。コミュニケーション指導歴35年を超える。「今日受けた人が今日うまくなる」がモットーの指導には定評がある。大阪淀屋橋、東京有楽町、Zoomでコミュニケーション講座を開き、全国から生徒が絶えない。

「話を聞く」「絵が浮かぶように話す」「顔を上げて歩く」「相手を主人公にして話す」など、常に新しい発想をコミュニケーション界に提案している。

2024年からは結婚相談所グッドコミュニケーションも運営し、現代の結婚難打開に尽力している。

著書は、シリーズ累計120万部を突破した『誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方66のルール』(すばる舎)をはじめ、『またすぐに! 会いたくなる人の話し方』『人の輪の中にスッと入れる話し方』(以上、三笠書房)、『相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい』(PHP文庫)など30冊を超える。

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