25年3月期決算を収益力、健全性、運用力で判定。最新版!地銀「ジリ貧」ランキング・ワースト10行

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ランキングの作成方法は以下の通り。

収益力、健全性、有価証券の運用力に関するデータを抽出し、スコア化した。ランキングは総合スコアの低い順に並べている。

「シェア調整」で貸出残高が急減

「ジリ貧」ランキングのワースト1位は長野銀行。来年1月に地元の八十二銀行との合併を控える。貸出金が前期末比で20%近く減少しているが、これは合併に先んじて取引先が借入金の一部を他行に寄せる「シェア調整」が行われているためだとみられる。こうした動きを見越して、近隣他行も「肩代わり」の攻勢をしかけているようだ。

2位は福邦銀行。こちらも来年5月に福井銀行との合併を控える。合併に向けて有価証券運用を福井銀行に一本化させており、それに伴う関連収益の減少や統合関連費用の増加が響いた。

3位はきらやか銀行。貸出金残高の減少や預金利息負担の増加によって資金利益が減少したほか、役務取引利益も減少している。同行は昨年、公的資金の返済が困難となり、返済期限を2037年9月末まで13年間延長している。

11位から97位までのランキングは、東洋経済オンライン有料版記事「<完全版>地銀『ジリ貧』ランキング!『金利ある世界』到来でも苦戦、利上げが『逆風』となった地銀続出」でご覧いただけます。
髙岡 健太 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

たかおか けんた / Kenta Takaoka

宮崎県出身。九州大学経済学部卒。在学中にドイツ・ホーエンハイム大学に留学。エンタメ業界担当を経て、現在はM&Aや金融業界担当。MMTなどマクロ経済に関心。

この著者の記事一覧はこちら
北山 桂 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

きたやま かつら / Katsura Kitayama

1975年群馬県生まれ。日本農業新聞や博報堂アイ・スタジオ(コピーライター)、「週刊金融財政事情」編集長などを経て、2024年4月東洋経済新報社入社。

この著者の記事一覧はこちら
一井 純 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いちい じゅん / Jun Ichii

建設、不動産業の取材を経て現在は金融業界担当。銀行、信託、ファンド、金融行政などを取材。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事