企業に対する抗議運動を研究しているカリフォルニア大学アーバイン校の社会学教授デビッド・S・マイヤーは、反テスラ運動は驚くほど効果的だったと話す。
マイヤーによると、「企業に対するほとんどのボイコット運動や抗議活動はうまくいかず、長続きしない。一時的に盛り上がるだけで、徐々に消えていく」。だがテスラに対する抗議運動は、「トランプに対する全般的な不満、とくにDOGEに対する不満を表明する機会を人々に与え、マスクの政権参加はテスラにとって負債となった」。
テスラとマスクはコメントの求めに応じなかった。ホワイトハウスの報道官は、マスクが政府の役割から離れた理由は抗議運動ではないとし、「彼は自分の会社に戻らなければならなかったのだ」と述べた。
マスクが政治から手を引こうとしているようにみえる今、抗議運動を持続させることが、ドノバンをはじめとする活動家の課題となっている。
活動家たちは、トランプの政策と右派の政治計画を支援するマスクに対する人々の不満をエネルギーにしながら、運動を継続する決意を固めていると、ニューヨーク州にあるテスラの拠点で抗議行動を組織してきた政治活動家のアリス・フーは話す。
マスクの誕生日に大規模デモを計画
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