30代以下と40代以上で明らかな違い…「F1日本グランプリに26万人」ファンの意外な実態

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30代以下では、ピットストップやドライバーの技術といった、F1に関わる人たちの高い技術力への満足点が増えていました。これは、レース前などにピットストップの練習を間近で見たことが影響しているのかもしれません。一方で、サーキットの雰囲気は満足点が期待を下回る結果となり、これは特に初めての現地観戦者に多い傾向がありました。

ここまで、現地観戦者の特徴を見てきました。一方で、現地に行かなかった人たちはどうして現地で観戦しないのでしょうか。まず今後の現地観戦意向を見てみると、現地観戦者の約8割には劣るものの、配信視聴者の半数以上が今後現地で観戦したいと考えていることがわかります。

現地観戦を阻む要因

現地で観戦したいという気持ちがあっても、一般的に現地観戦はなかなかハードルが高いと言われています。では具体的にどのような要素が現地観戦の障壁となっているのかその理由を見ていきます。

年代に限らず、鈴鹿サーキットが遠いことが理由として最も多く、約5割を占めています。また、30代以下では一緒に行く人がいないことやマシンが走行していない時間の過ごし方がわからないといった理由が多い傾向にあります。先ほど30代以下の現地観戦者でサーキットの雰囲気の満足点が期待を下回る結果が見られていました。空き時間をどう過ごしてよいのかわからないといったことが、30代以下のファンにサーキットへの苦手意識を感じさせているのかもしれません。

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