記載されている個別の収入項目がそれぞれ、どれに該当するのかは、見ただけではわからない。そのため、政治資金パーティー収入だけを集計するには、収支報告書の「支出」の項目の「政治資金パーティー事業費」とひも付くものを、一つひとつ抽出しなければならない。
この膨大なひも付け作業を、AIとITエンジニアリングを駆使することで、今回データ化に成功したという。
得られた調査結果を見ていく。
まず、主要5政党側にパーティーを通じて入っていたカネの総額は104.6億円(1000万円未満切り捨て、以下同)で、うち86%の約90.4億円が自民側に入っていた。次いで金額が多い順に、立憲民主(6.4億円)、公明(2.9億円)、日本維新の会(2.5億円)、国民民主(2.3億円)だった。

一方、パーティー券を購入する側、すなわち、カネを「出す側」についても一端が見えてきた。
上位に医歯薬系の政治団体がずらり
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