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知って驚く「アメリカ軍事力」のヤバすぎる実態、時代遅れのシステムを刷新しなければ中国に屈服せざるをえなくなる

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現在、人民解放軍はYJ-18超音速対艦巡航ミサイルとDF-26「空母キラー」で武装している。中国企業ディープシークが最近、安価な大型言語モデルでシリコンバレーに激震を走らせたように、中国の攻撃ミサイルはバーゲン価格で致命的な脅威をもたらす。

ウクライナとロシアの紛争は、中国の戦術が現代戦争においては優越していることを証明した。400ドルの商用ドローンが手榴弾を落とすだけで450万ドルの戦車を無力化できるのだ。たまたまだが、中国はすでに攻撃用ドローンや対ドローン用の弾幕シールドを大量生産している。中国のアパレル企業がファストファッションを展開できるように、中国の兵器メーカーは新しい装備を素早く作り出すことができる。

ピート・ヘグセス米国防長官が2026年の予算案をめぐって議会と腕相撲を繰り広げている一方で、中国の習近平国家主席の戦略家たちは、包括的な海軍力の達成目標である2049年に向けて支出と意思決定を最適化している。彼らは、西側のアナリストが非合理的だと切り捨てるようなコストを吸収することをいとわない(確かに、選挙での得票や悪口を言うジャーナリスト、ソーシャルメディアの害虫を心配する必要がなければ、これはずっと簡単だ)。

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