一大ブーム「せいろ蒸し」実は高カロリーだった→蒸せば脂が落ちるという思い込みがダイエットを邪魔している

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この作戦は鶏肉にも使えます。

鶏肉は、皮の下に黄色くてぶよぶよした脂がついていますね。あれが鶏の皮下脂肪です。ですから、鶏肉を使う際は、皮ごと脂を取り除いてしまいましょう。

それだけで、鶏モモ肉なら脂質を75%カットでき、低カロリー高タンパクとして人気の鶏胸肉では、なんと約90%もカットできます。

大量飼育されるブロイラーは脂に臭みがありますが、取ってしまえば風味もよくなります。

しゃぶしゃぶは実はダイエットに不向き

ということで、いよいよ調理です。何を作りましょうか。

ときには豚肉の生姜焼きもいいですね。最近のフライパンは焦げつかないように処理してあるものが多いので、油はできるだけ引かずに、肉から出る脂だけで調理します。

焼きながら肉を上からジュッと押さえると、さらに脂が出てきますから、よぶんな脂をキッチンペーパーで吸い取りましょう。

さて、ここでクイズです。油を使わなくてもできる調理法のうち、食材の脂を一番落とせるのはどれでしょうか。

脂身を切り落とした生の豚ロース肉200g、262キロカロリーのものを使って比較しましょう。

ロース肉を、鉄板焼き、直火焼き、茹で肉、蒸し肉にします。

答えはちょっと意外ですよ。

まず、鉄板焼きで脂を12%カットできるのに対し、直火焼きでは29%カットです。

これは納得ですね。鉄板焼きで、出てきた脂をキッチンペーパーで拭き取ったとしても、火に脂をパチパチ落としながら焼く直火焼きにはかないません。

続いて茹で肉です。茹ですぎたらパサつくイメージがありますが、なんと茹で肉は脂を5%しかカットできません。

しゃぶしゃぶはダイエット向きではないといえそうです。

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