脳に"さまざまな好循環"をもたらす! 「ゲーム感覚」で新聞を楽しむための【斬新なアイデア】3つ

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カタカナの言葉を探し出すことは注意力アップにつながり、知識が増えれば自信もわいてきます。これが結果的に意欲を高める手助けにもなります。

「ひらがなチェック」も注意力向上に効果あり

『最近、「あれ」「それ」が増えてきた人のための 70歳からの脳が老けない新聞の読み方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

新聞記事は短いもので500文字前後、一般的な記事は1000文字前後です。文章における"ひらがな"は6~7割と言われているので、短い記事なら300文字、一般的な記事では600文字のひらがながあります。

ここで提案する脳活は、ひらがなを使ったもので、「ひとつの記事に出てくる、ひらがなに丸をつけていく」という方法です。

たとえば、「今日は記事の中に"の"がいくつ出てくるかを数える」と、自分でチェックするひらがなをひと文字決めます。あるいは「母音」でもよいでしょう。あとは、"の"や"母音"を見つけて丸をつけていきます。

これは注意力を鍛えるトレーニングになります。実際に病院で行う脳認知機能テストにも、似たものがあります。このテストは、認知機能検査の一環として、文章の中から一定の文字を探し出して丸をつけていくものです。注意力・高次脳機能の評価として重要な検査項目となります。

さらにゲーム感覚で楽しむなら、家族で、夫婦で「たくさん出てきそうなひらがなを決めて、どちらが多く丸をつけられるか競う」という方法もおすすめです。楽しみながら脳活をすることができます。

石川 久 脳神経外科医

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いしかわ ひさし / Hisashi Ishikawa

開頭手術やMRIの画像診断などを含め、1万人以上の脳を診てきた“脳の名医”。学習院大学法学部を卒業後、近畿大学医学部に入学・卒業した異色の経歴の持ち主。帝京大学医学部脳神経外科、脳神経センター大田記念病院などを経て、現在は国際医療福祉大学三田病院脳神経外科に勤務。特に脳腫瘍に関しては、検査・診断から、手術・化学療法・放射線療法・電場療法などの治療法を駆使して、患者の日常生活・社会活動像の構築に最善を尽くす。救急医として、救急医療及び全身管理を専門とし、市民講習会などでも貢献。TBS「まるっと!サタデー」、フジテレビ「ノンストップ! NONSTOP!」などメディア出演も多数。

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