脳に"さまざまな好循環"をもたらす! 「ゲーム感覚」で新聞を楽しむための【斬新なアイデア】3つ

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「楽しい」は脳にとっての正義です。日々、楽しいと思っている人は、老けない脳を手に入れることができます。

「いつもと違う」を取り入れると記憶力が大幅アップ

たった1秒の工夫で、いつも読んでいる新聞の脳活効果をアップする方法があります。まず、新聞を用意して、いつも読んでいるときのように広げてください。そして、それを上下逆さにして読んでみてください。これだけです。

逆さ読みは、脳がとても鍛えられるよい行為です。とくに集中力を高めてくれます。百聞は一見にしかず。いま、お手元にある本を逆さにして読んでみてください。

いかがでしょうか。いつもよりも集中して読まないと、なんと書いてあるのか読めませんね。ものすごく、読みにくいかと思います。でも、それが脳に効いている証拠です。

文字を逆さまにして読むことは、左脳と右脳の両方を活性化させます。言語処理を担当する左脳は、逆さまの文字の意味を理解するためにはたらきます。一方、目から入った情報の処理を担当する右脳は、逆さまの文字を認識するためにはたらきます。

上から下ではなく、「下から上へ読む」という普段とは違う読み方をすると、視覚、聴覚、記憶、言語理解など、多くの重要な機能をつかさどる側頭葉という部位に負荷がかかります。

逆さまの文字を読むとき、脳はその情報を記憶をつかさどる部位に一時的に保持し、その後、通常の形に戻す作業を行います。この過程で、視覚や記憶の処理が同時に行われ、脳に適度な刺激を与えることになります。

誰にでもかんたんにできる逆さ読みは、脳のトレーニングに最適です。そして、いつもと違う読み方をすることで、脳(記憶)に残りやすいというメリットもあります。

これを応用すると、「記憶にとどめておきたい記事こそ、逆さ読みをする」ということも有効です。

ただ、「効果があるなら新聞の全記事を逆さ読みしよう」とは思わないでください。逆さ読みをして、さらに文章の意味を理解する行為は脳をフル回転させる一方で、長時間行うと脳も目もくたくたになってしまいます。

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