脳に"さまざまな好循環"をもたらす! 「ゲーム感覚」で新聞を楽しむための【斬新なアイデア】3つ
ゲームは娯楽です。私が子どものころは、「ゲームで遊んでばかりじゃなく、もっと勉強をしなさい!」と親から怒られたものです。"ゲーム脳"という、テレビゲームの危険性を指摘した言葉が流行ったこともありました。
しかし時代が進むにつれ、ゲームには脳にポジティブな影響を与える面があることもわかってきたのです。
ゲームで遊ぶときには、ルールや、やり方を覚える記憶力、失敗しないようにする注意力、好結果を出すための基礎思考力など、脳のさまざまな分野を総合的に使っています。ゲームはこれらの脳力を引き上げてくれます。
ゲームが生み出す脳の「好循環」
実際、『サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)』という学術誌に、「平均よりも長くゲームをしていた子どもは、2年後にIQ(知能指数)が2.5ポイント高くなった」 という、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームの論文が掲載されたこともあります。
また、ゲームに成功すると、とてもうれしいものです。
楽しいことやうれしいことがあると、脳からドーパミンが放出されます。ドーパミンは「やる気ホルモン」と呼ばれる神経伝達物質で、さまざまなことに対する意欲を上げてくれます。
その結果、
ゲームに成功する→ドーパミンが出る→気持ちがいいのでまたゲームをしたくなる→ゲームに成功する→またドーパミンが出る→さらに意欲がアップする
このような好循環が生み出されます。
歳をとるとドーパミンの分泌が減少します。ドーパミンの減少は、認知機能の低下、うつ状態、パーキンソン病などの、神経疾患とも関連しています。ゲームがドーパミンの量を増やしてくれるのであれば、これを活用しない手はないですよね。
本稿では新聞をゲーム感覚で活用して楽しむ方法を、全部で3つ紹介しています。すべてを行う必要はありません。「楽しい」と思えるものがあったら、それを続けてください。
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