【全国制覇→倒産】儲からない中小企業の社長に欠けている“視点” 目標数字を達成した後に「業績低迷」する会社が多い理由
そんなことから、目標数字を達成後、右肩下がりで業績が低迷する会社が多いのです。
社員発、お客様発の視点で目標を立てる
大切なことは、社長が描く夢や目標が、社長自身の自己実現のためだけのものであってはならないという点です。自分が満足することと同様に、社員やその家族が喜んでハッピーになるため、さらにはお客様の喜ぶ笑顔を見るために、夢や目標を設定しましょう。
「売上高1000億円になれば、社員みんなの給料も上がる」「休みもたくさんとれるようになり、家族と過ごす時間が増えて、家族が喜ぶ」「全国に我が社の店舗があれば、全国のお客様に迅速なサービスが届けられ、喜んでもらえる」といった、社員発、お客様発の視点から、目標を考えます。
そして、それを社員全員に、またお客様とも共有し、理解してもらうことで、夢の実現が単なる社長の自己満足に終わらない、深い意義を持った理念となるのです。
そう考えれば、社員を犠牲にして疲弊させたり、お客様に迷惑をかけてまで目標を達成しようとしたりするという本末転倒な事態は生じないはずです。また、そこへの到達に成功したからといって満足してしまい、あとは下降の道をたどるようなこともなくなるはずです。
今の姿は、夢へと向かう途中形なのです。
無理をせず淡々と進み、1つの成功地点に到達したら、また次の成功地点を目指していきます。そして、その成功ポイントをクリアするたびに、社員がより幸せでより豊かになっていることが、その後も成長を持続していく上で大切な点です。
売上が10億円のときよりも50億円のとき、50億円のときよりも100億円のときのほうが、給料が良く、残業が減って、休みが増え、それぞれの個性に合った充実した仕事ができて、笑顔で働けるようになっていなければいけません。
社員とお客様の幸せを増大させながら、人生の理想を目指すのが経営の道のりであって、売上高や出店数などは、どこまで進んだかを測る目安にすぎないのです。
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