《4億円あれば"英語力不問で永住権"?》「ゴールデンビザ」緩和に踏み切った"ニュージーランド"の大胆施策

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実際、筆者の知人でニュージーランドに移住した人物は、日本人にとっての暮らしやすさについて、「移民国家であること」、そして「アジアと近い国であること」を強調していた。

英語が完璧でなくても、相手が根気よく耳を傾けてくれるゆとりがあるし、地理的にもアジアとの交流は深い。

同じ移民国家でも、アメリカイギリスとなると、そうはいかないことも多い。早口な英語でまくし立てられるし、アジア人が下に見られることもしばしばだ。

医療の充実も魅力である。

宗主国のイギリスにならって医療は原則的に無料、さらに月数万円の民間医療保険を併用し選択肢を増やすことも可能だ。その他、電力や交通などの基礎インフラもなんら問題ないと言う。

「子どもの教育」は?知られざる「NZ教育」の実態

では、子どもたちの教育を目的とした一時移住については、どうだろう。

「ニュージーランドの学校では、知識の詰め込みより、自分の意見を持つこと、協調性や多様性を育むことが重視されます」

「英語が母語でない子どもへのサポートが整備されており、補助教員やクラスメートによる自然な支援があるのも特徴です」と池口氏は語る。

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