スーパー台風、線状降水帯、ゲリラ豪雨…日本に迫る危険な水害 《水害発生率98%》時代の今「あなたの町も例外じゃない…」

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「令和2年7月豪雨」では各地で大雨となり、球磨川や筑後川、飛騨川、江の川、最上川といった大河川での氾濫が相次ぎ、土砂災害や低地の浸水などの被害が発生。

気象レーダー観測などで線状降水帯の発生がわかると、気象庁から「顕著な大雨に関する気象情報」が発表されます。このようなときは、水害が発生する危険度が急激に高まっているので、気象庁ウェブサイトの「雨雲の動き」「今後の雨」で線状降水帯の位置をチェックしてください。

最大風速が67m毎秒を超える「スーパー台風」の危険

月ごとの代表的な台風の進路
(『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』より)

毎年のように被害をもたらす台風は、温かい海上で発達した積乱雲が集まった熱帯低気圧で、最大風速が17.2m毎秒以上になったものです。強さにも階級があり、気象庁の定義では最大風速が54m毎秒以上だと猛烈な台風になります。

最近では最大風速が67m毎秒以上※の台風のことを「スーパー台風」とも呼ぶようになりました。米軍合同台風警報センターが決めた台風の階級のいちばん強いレベルです。

※1分間の平均風速の最大値

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